特集 異所性妊娠の最新診療
帝王切開瘢痕部妊娠
藤井 タケル
1
,
石塚 泰也
,
工藤 正尊
1北海道大学病院 生殖医療センター
キーワード:
Methotrexate
,
異所性妊娠
,
子宮鏡法
,
帝王切開術
,
瘢痕
,
腹腔鏡法
,
子宮動脈塞栓術
Keyword:
Methotrexate
,
Cicatrix
,
Cesarean Section
,
Hysteroscopy
,
Laparoscopy
,
Pregnancy, Ectopic
,
Uterine Artery Embolization
pp.821-827
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296776
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帝王切開瘢痕部妊娠(CSP)は比較的まれな異所性妊娠である。帝王切開分娩の増加に伴いCSPの発生数も増加している。診断の遅れや診断されないままの妊娠継続は大量出血や子宮破裂、さらには子宮全摘に至る可能性があり、CSPを早期に診断して妊娠の継続を終了する治療を行うことが重要である。薬物治療や手術治療、それらを組み合わせたものが多く行われているが施設によって治療法は異なり、いまだ一定の治療方針は存在しない。
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