Japanese
English
症例
授乳期に乳房原発の劇症型溶連菌感染症を発症した2例
鈴木 香月
1
,
平吹 信弥
1
K. Suzuki
1
,
S. Hirabuki
1
1石川県立中央病院
pp.705-709
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003892
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劇症型溶連菌感染症(STSS)は,溶連菌による重篤な全身感染症である。今回,われわれは授乳期に発症した乳房原発STSSの2例を経験した。症例1は第1子の産後12日目に乳腺炎からSTSSを発症し,集中治療を行ったが産後36日目に死亡した。症例2は第2子産後2年に乳腺炎からSTSSを発症した。早期の乳房切除術と集中治療により救命しえた。乳房原発STSSの初期像は通常の乳腺炎との鑑別は困難であるが,迅速な診断と外科的介入が予後を左右する。本症例を疑った場合は,速やかに高次医療機関へ搬送し,外科的介入や集学的治療の開始が重要である。

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