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特集 小児科医が知っておきたい 子どもの耳・鼻・のどの診療Ⅰ
6.学校検診で指摘された口蓋扁桃肥大への初期対応――小児科医が知っていると役立つこと
杉山 剛
1
1尾張こどもの睡眠・呼吸・アレルギークリニック
pp.228-232
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003797
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口蓋扁桃やアデノイドが増大した状態を扁桃肥大とよぶ.扁桃肥大は就学前後まで続く傾向があるが(扁桃増殖期),その後小さくなる(扁桃退縮期)傾向があるため,経過観察による自然退縮も期待できるが,経過を追うことが重要である.閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)や咀嚼・嚥下障害,反復性扁桃炎が疑われる例では手術適応評価のための画像診断や睡眠呼吸検査などの精査が必要となる.手術は全身麻酔下に行われ,左右の口蓋扁桃摘出術とともにアデノイド切除術が併せて実施されることが多く,耳鼻咽喉科で行われる.小児科医としては精査対象となる症例をスクリーニングし,地域の医療リソースに即した専門施設に紹介することが重要な役割となる.

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