Japanese
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特集 小児股関節疾患の診断と治療
小児股関節疾患の診断におけるピットフォール
Pitfalls in the diagnosis of pediatric hip joint disease
小林 大介
1
Daisuke KOBAYASHI
1
1兵庫県立こども病院,整形外科
キーワード:
Pediatric hip disease
,
Developmental dysplasia of the hip(DDH)
,
Pyogenic arthritis
Keyword:
Pediatric hip disease
,
Developmental dysplasia of the hip(DDH)
,
Pyogenic arthritis
pp.309-316
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003747
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- 参考文献 Reference
要旨:小児股関節疾患の診断におけるピットフォールは,症状が軽度または非特異的であるため見逃されやすいことである。まず,股関節痛を膝痛や大腿痛と誤診することが多く,特にPerthes病や化膿性股関節炎では,膝に放散する痛みが主訴となるため注意が必要である。さらに,成長痛や一過性滑膜炎と似た症状であるため,股関節の可動域,筋萎縮をしっかり評価し,単純X線像やMRIで診断を確認することが重要である。特にX線像が初期段階で異常を示さない場合,再撮影やMRIの使用を躊躇しないことが大切である。また白血病,Ewing肉腫などの悪性腫瘍はまれだが,早期発見が予後に大きく影響するため,夜間痛や進行性の痛みには注意を払い,適切な検査を行う必要がある。全体として,股関節に関する病歴や症状の経過を正確に把握し,早期に精査を行うことが小児の股関節疾患の診断において不可欠である。

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