Japanese
English
症例と治験
ビスホスホネート長期間投与によるSSBT関連大腿骨転子下骨折をきたした1例
菱村 亮介
1
,
吉岡 太郎
,
田中 瑞栄
,
阿部 瑞洋
,
大澤 拓也
,
木田 将量
,
紺野 智之
,
鈴木 博之
1河北総合病院 整形外科
キーワード:
Diphosphonates
,
Steroids
,
抗炎症剤
,
股関節部骨折
,
骨折-疲労
,
Alendronate
,
骨組織リモデリング
Keyword:
Anti-Inflammatory Agents
,
Hip Fractures
,
Diphosphonates
,
Steroids
,
Bone Remodeling
,
Fractures, Stress
,
Alendronate
pp.1186-1189
発行日 2011年10月19日
Published Date 2011/10/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2012169696
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
症例は62歳女性で、左大腿部痛を主訴とした。罹病期間10数年の関節リウマチで長期ステロイドを内服しており、5年前よりビスホスホネートを内服していた。X線で左大腿骨転子下に単純横骨折を認め、骨幹部の皮質肥厚と内側皮質骨のスパイクを認めた。健側の骨幹部の皮質骨も肥厚していた。骨代謝マーカーは骨吸収、骨形成マーカーともに基準値内であり、骨吸収は亢進していなかった。第7病日に骨折の手術療法を施行し、骨折部皮質骨の病理組織学的所見で骨梁構造の肥厚と一部破骨細胞の増生を認めた。その他の腫瘍細胞は認めず、病的骨折は否定的であった。ビスホスホネート長期内服によるseverely suppressed bone turnover関連大腿骨転子下骨折と診断した。経過は良好で、術後4ヵ月の現在、X線上骨折部に仮骨形成を認め、自立歩行が可能である。術後3ヵ月の骨シンチグラフィでは骨折部に集積像を認めたが、健側の大腿骨に集積像は認めなかった。

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