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特集 上肢の人工関節 臨床成績と問題点
肘関節 NR型人工肘関節の臨床成績と問題点
石井 隆雄
1
,
龍 順之助
1日本大学 医学部整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
関節リウマチ
,
肘関節
,
人工器官機能不全
,
治療成績
,
補綴関連感染症
,
人工関節
,
関節置換術
,
骨折-補綴物周囲
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Elbow Joint
,
Joint Prosthesis
,
Radiography
,
Prosthesis Failure
,
Range of Motion, Articular
,
Prosthesis-Related Infections
,
Treatment Outcome
,
Periprosthetic Fractures
,
Arthroplasty, Replacement
pp.291-300
発行日 2010年3月19日
Published Date 2010/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2010155584
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
NR型の人工肘関節全置換術を施行し、術後3年以上経過観察した関節リウマチ26例33肘について、臨床成績および問題点を検討した。内訳はNR I型が8例10肘、NR II型が12例16肘、NRE型が6例7肘であった。全体において、JOAスコアによる臨床成績は術前平均44.6点が術後調査時平均74.3点へと有意に改善し、特に疼痛では術前10.0点が調査時28.8点へと著明に改善した。機能面では術前10.7点が調査時14.8点へと改善したが、上肢の他関節障害をみる例もあった。また、不安定性については術前8.1点が調査時7.9点へとやや低下傾向であった。機種別の臨床成績は、NR I・II型は術前に比べ術後および調査時は有意に改善したが、経時的に低下する傾向がみられ、原因として上肢他関節障害の進行や肘関節不安定性を生じたことが考えられた。なお、NRE型は経過観察期間が短いものの、術前に比べ調査時は有意に改善していた。可動域については、伸展および屈曲とも調査時は改善を維持していたが、経時的には屈曲角は減少する傾向であった。回内および回外の改善はわずかであった。機種別では、NR I・II型に比べNRE型は術後の可動域改善が良好であった。X線学的評価ではradiolucent lineをNR I型で8例10肘全例に、NR II型で4例4肘に認め、NRE型では認めなかった。術後合併症は8肘に認め、術中操作時の骨折3例3肘、術後脱臼2例2肘、尺骨神経麻痺2例2肘、術後感染1例1肘であった。

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