上肢の外科 最近の進歩
肘関節疾患の治療 関節リウマチに対する人工関節の成績 関節リウマチに対する人工肘関節の成績
三部 順也
1
,
山本 謙吾
1東京都立大塚病院 整形外科
キーワード:
関節リウマチ
,
肘関節
,
治療成績
,
人工関節
,
関節置換術
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Elbow Joint
,
Joint Prosthesis
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement
pp.145-149
発行日 2008年10月10日
Published Date 2008/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2009019966
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RA肘に対して、非連結型の人工肘関節「Kudo Elbow Type 5」を用いた23例(以下K群)と、半拘束型の人工肘関節「GSB III」を用いた21例(G群)の治療成績を報告した。K群の成績はJOAスコアが術前平均44点から最終観察時73点に改善し、ROMは屈曲が術前平均115°から最終観察時136°、回内が術前44°から最終観察時65°、回外が術前56°から最終観察時65°に改善したが、伸展については術前-37°最終観察時-31°と改善しなかった。G群の成績はJOAスコアが術前平均47.6点から最終観察時82.8点に改善し、ROMは屈曲が術前平均120°から最終観察時140°、回内が術前41°から最終観察時56°、回外が術前48°から最終観察時70°に改善したが、伸展は術前-38°、最終観察時-36°と改善しなかった。
©Nankodo Co., Ltd., 2008