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特集 上肢の人工関節 臨床成績と問題点
肘関節 GSB III型人工肘関節の臨床成績と問題点
三部 順也
1
,
山本 謙吾
1東京都立大塚病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
関節可動域
,
関節不安定症
,
関節リウマチ
,
肘関節
,
治療成績
,
人工関節
,
関節置換術
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Elbow Joint
,
Joint Instability
,
Joint Prosthesis
,
Radiography
,
Range of Motion, Articular
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement
pp.272-280
発行日 2010年3月19日
Published Date 2010/3/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2010155582
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Gschwend-Scheier-Baehler(GSB) III型人工肘関節を使用し初回人工膝関節全置換術を施行した関節リウマチ27肘の臨床成績を調査した。JOAスコアは術前平均48.7点が術後6ヵ月に82.9点へと改善し、最終調査時も83.2点と維持されていた。項目別では疼痛、筋力、動揺性はほぼ満点であったが、ADL、屈伸・内反・外反の改善は軽度であった。可動域については屈曲は術前123°が最終調査時141°へと改善したが、伸展は術前-36°が最終調査時-33°とあまり変化なかった。回内は術前43°が最終調査時61°、回外は術前51°が最終調査時71°といずれも改善した。伸展について、合併症例を除く23肘を、過度な骨切りをせず骨をできるだけ温存した2001~2004年の前期群13肘、上腕骨側を若干近位に設置しjoint lineを上腕骨側に高めた2005~2009年の後期群10肘に分け、側面関節拡大距離(上腕骨鉤突窩と肘頭との距離の術前後の差)を検討した結果、両群とも術後関節は拡大していたが、後期群の方が4.9mm少なかった。群別の伸展角度の変化をみると、後期群は前期群に比べ有意に改善していた。周術期合併症は6肘に認め、術中骨折3肘、一過性尺骨神経麻痺2肘、上腕骨コンポーネントが皮膚直下に触知し障害となった1肘であった。X線所見では、全周性にclear zoneがみられルースニングと判定した例が3肘あった。術後のX線でセメントの充填度を評価したところ、尺骨側は髄腔が細く先端までセメントを充填しにくい傾向であった。なお、ルースニングを生じた例は全例セメント充填不良例であった。

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