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連載 画像診断研究のための統計学
[第2回] 同等性と非劣性
新谷 歩
1
,
兵頭 朋子
2
1大阪公立大学大学院医学研究科 医療統計学教室
2近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線診断学部門
pp.1288-1293
発行日 2025年11月26日
Published Date 2025/11/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000002225
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Bさんが参加した学会の機器展示でCTの新しい再構成法が紹介されていました。何でも,従来の半分のX線被ばく線量で撮像しても,従来と遜色ない画質にできるそうです。これを検証した論文を探すと,「新旧の装置で20症例ずつ撮ったCTについて肝腫瘍の良・悪性の診断能を比較し,P値が0.05以上となったので,診断精度は同等である」と結論している原著論文がありました。「この場合,“診断精度が変わらないという仮説を否定できなかった”にすぎないのではないだろうか……それに,症例数が少ないために有意差が出なかった可能性もあるな。でも,どうしたら同等であることを証明できるのだろう?」。またあるとき,新薬のパンフレットに「非劣性試験」という言葉を見かけました。

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