Japanese
English
脊柱靱帯骨化症up-to-date Ⅶ.びまん性特発性骨増殖症
1.疫学
無作為抽出した地域コホートにおけるびまん性特発性骨増殖症の実態
Epidemiology of diffuse idiopathic skeletal hyperostosis in a community-based cohort
上原 将志
1
,
池上 章太
2
,
髙橋 淳
1
M. Uehara
1
,
S. Ikegami
2
,
J. Takahashi
1
1信州大学運動機能学
2信州大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Dept. of Orthop. Surg., Shinshu University School of Medicine, Matsumoto
キーワード:
DISH
,
cohort survey
,
associated factor
Keyword:
DISH
,
cohort survey
,
associated factor
pp.140-143
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei89_140
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は じ め に
びまん性特発性骨増殖症(diffuse idiopathic skeletal hyperostosis:DISH)は,主として高齢者に認められる脊椎靱帯や腱付着部の異常骨化を特徴とする疾患である.椎体が連続的に骨性架橋されることで,無症候のまま経過する例も少なくないが,椎体骨折を契機に偽関節や不安定性,さらには神経障害を呈し,日常生活動作(activities of daily living:ADL)の著しい低下を招く場合がある.近年の超高齢社会において,その臨床的意義は増大しているものの,DISHに関する疫学的知見は限られており,有病率,関連因子,脊柱アライメントや骨代謝との関連については十分に明らかにされていない.
本稿では,長野県小布施町において住民基本台帳から無作為抽出した地域コホート「おぶせスタディ」に基づく研究成果をもとに,DISHの有病率,関連因子,脊柱アライメントおよび骨密度との関連を概説し,その臨床的意義を考察する.

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