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特集 現場のリアルを「薬学」する 向精神薬の適応外使用
向精神薬の適応外処方のリアルに向き合う⑨ 更年期などに伴う自律神経症状
佐々木 典子
1
1三重大学医学部附属病院 医療安全管理部
pp.1113-1117
発行日 2026年6月5日
Published Date 2026/6/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026070016
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Key Points
更年期のホットフラッシュや異常発汗は,エストロゲン低下による体温調節中枢の異常に起因するため,疾患名ではなく病態に基づいたSSRIやSNRIの妥当性評価が重要である.
ホルモン補充療法(HRT)が禁忌または不適な症例ではSSRIやSNRIが有効な代替治療となるが,タモキシフェンとの相互作用などを考慮し,患者背景に応じた薬剤選択が求められる.
更年期障害は多様で主観的であるため,治療効果および副作用の慎重な評価が必要である.また,患者に対しては適応外使用であることや作用機序について十分に説明し,理解と同意を得ることが不可欠である.

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