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みえる! わかる! 循環器のくすり 心不全・高血圧編 第3部 用語解説
44 心不全の栄養管理・低栄養への介入
菊池 篤志
1
1大阪急性期・総合医療センター心臓内科
pp.708-709
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2026040054
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- 参考文献 Reference
◉心不全と低栄養
心不全における低栄養は独立した予後予測因子であると以前から指摘されています1).急性心不全患者においても同様で,低栄養がある患者の予後は悪く低栄養患者はADLが低いことも示されています2).実際,最近のわが国における大規模研究では,高齢の急性心不全入院患者のうち,40~50%が低栄養であったと報告されており,低栄養は心不全患者に多い病態であるといえます3).心不全を発症すると,神経体液性因子の亢進や呼吸促迫などによってエネルギー需要が増大する一方で,腸管浮腫や食思不振,嚥下障害などによってエネルギー摂取量が減少します.また心不全の急性期においては,炎症性サイトカインの活性化などでタンパク質の異化亢進が進んだり,血行動態が不安定に伴うエネルギー投与不足が生じたりすることも多く,エネルギー摂取量の悪化を招きます.総じて低栄養に陥りやすい状況となるわけです.
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