Japanese
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特集 外科臨床における病態別栄養
心不全の栄養管理
Nutritional management of heart failure
曽田 益弘
1
,
宮崎 医津博
1
,
梶谷 伸顕
1
,
吉實 憲
1
,
寺本 滋
1
Mitsuhiro SODA
1
1岡山大学医学部第2外科
pp.669-675
発行日 1989年5月20日
Published Date 1989/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210359
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心臓は全身にエネルギー産生に必要な酸素のみならず栄養物を供給し,老廃物を除去する.この機能の低下する心不全ではしばしば栄養低下がみられる.その著しいものは,cardiac cachexia(CC)と呼ばれる.CCの病態は解明されていないが,組織の低酸素症をベースに消化管浮腫による食欲不振,吸収障害が原因である.CCの手術成績は悪く,栄養面のサポートが期待されるが現在では満足すべき成績は得られていない.心不全の栄養評価としては,身体計測,免疫能が有用である.低栄養患者に対しては,心不全用経口食が与えられるが,不十分な場合は,経口補助食,経腸栄養を行い,経口摂取不能の時は高カロリー輸液を導入する.
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