連載 昼下がりの薬膳 食・薬・医
心不全の栄養管理:NST栄養士としてのかかわり
佐藤 友紀
1
1国立循環器病研究センター臨床栄養部 栄養管理室
pp.298-299
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200161
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国立循環器病研究センター(以下,当院)は,循環器病を対象とする国立高度専門医療研究センターです。循環器病とは,心臓,血管などの循環器の機能が何らかの原因で破綻し,正常に働かなくなる状態です。心臓病,脳卒中,大動脈を含めた血管疾患,高血圧症などが代表的で,広義には糖尿病や脂質異常症,その結果として起こる腎臓病なども含みます。
当院のNSTは,2006年4月に発足し,私は2013年8月から栄養サポートチーム(NST)専従栄養士になりました。ほかに,医師,看護師,薬剤師,管理栄養士,臨床検査技師といったメンバーが中心となって活動しています。NST専従となってから約1年半が経った現在でも,日々,その難しさを痛感しています。
今回は,最も多くかかわっている心不全患者の栄養管理を簡単に紹介します。
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