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特集 ここが変わった!—呼吸器診療 最新スタンダード
Ⅰ.肺感染症
肺真菌症
平山 達朗
1
,
宮崎 泰可
2
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科薬物治療学
2宮崎大学医学部内科学講座呼吸器・膠原病・感染症・脳神経内科学分野
キーワード:
イサブコナゾール
,
ポサコナゾール
,
アスペルギルスIgG抗体
,
COVID-19関連肺アスペルギルス症
Keyword:
イサブコナゾール
,
ポサコナゾール
,
アスペルギルスIgG抗体
,
COVID-19関連肺アスペルギルス症
pp.35-39
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680740010035
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ここが変わった!
●過去のスタンダード
・慢性肺アスペルギルス症(CPA)の血清診断は沈降抗体法が主流で,実施可能な施設は限定的で結果の解釈もばらつきがみられた.
・侵襲性肺アスペルギルス症(IPA)に対する第一選択薬はボリコナゾールのみであった.
・COVID-19関連肺アスペルギルス症(CAPA)は注目されておらず,診断基準も整備されていなかった.
・以前はムーコル症(mucormycosis)も含め,接合菌症(zygomycosis)と呼ばれていた.
●現在のスタンダード
・アスペルギルスIgG抗体(ELISA法)が2024年に保険収載され,CPA診断の標準検査となった.
・イサブコナゾールやポサコナゾールがIPAおよびムーコル症に使用可能となり,侵襲性真菌症の治療選択肢が増えた.
・主に海外からCAPAの報告が相次ぎ,早期診断と治療介入の重要性が共有された.
・現在は接合菌症(zygomycosis)の呼び名は使用しない.なお,ムーコル症の約半数はRhizopus属による感染症である.

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