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特集 第8回「脳のシンポジウム」
主題:神経伝達物質研究の進歩
パネルディスカッション 中枢神経伝達物質研究の現状
Present stage of the study on neurotransmitter in the nervous system
江橋 節郎
1
,
伊藤 正男
2
,
大塚 正徳
3
,
栗山 煕
4
,
竹内 昭
5
,
山本 長三郎
6
Setsuro EBASHI
1
,
Masao ITO
2
,
Masanori OTSUKA
3
,
Hirosi KURIYAMA
4
,
Akira TAKEUCHI
5
,
Chosaburo YAMAMOTO
6
1東京大学医学部薬理学教室
2東京大学医学部第1生理学教室
3東京医科歯科大学医学部薬理学教室
4九州大学歯学部生理学教室
5順天堂大学医学部生理学教室
6群馬大学医学部行動医学研究施設生理部門
1Univ. of Tokyo
2Univ. of Tokyo
3Univ. of Tokyo Medical and Dental Univ.
4Kyushu Univ.
5Juntendo univ.
6Gunma Univ.
pp.71-82
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431903474
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司会・江橋節郎(東大・医・薬理) パネルディスカッションの部を始めたいと思います。参加者はごらんのように伊藤,大塚,栗山,竹内,山本諸先生で,色分けを見ますと,中枢神経ということを標榜しておられます伊藤先生,山本先生,それから,いわゆる神経・筋のつながりというほうに,中心を置いておられます栗山先生,竹内先生,そして,中間的な大塚先生ということになりまして,非常にバランスのとれた組合わせだと考えております。中枢に縁のない私が,今日の司会をつとめます以上,中枢の方々だけのお集まりと違いまして,中枢における問題と同時に,末梢における問題をからめてディスカッションを進めたいというのが,私の希望でございます。もう一つは,午前の非常にコンクリートなお話と違いまして,ここではかなり放言をしていただきたい。記録に載っては困るとお思いのことは,あとで削っていただくということにいたしまして,ここでは思ったとおりいっていただくということをお願いいたします。
最初にまとまったお話がありまして,それについてディスカスしていくというのが,こういうパネルを進めるのに都合がいいんじゃないかと考えます。そこで,伊藤先生にお願いいたしまして,現在のtransmitterの研究の概説,それも,ある程度予想をも含めた概説を10分か15分お話しいただきまして,それについて,あとパネルの方,あるいは会場の方々にご意見をいただきたいというふうに思います。
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