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特集 現象学を語る
【臨床実践の現象学会第1回大会大ラウンドテーブルディスカッション「一緒に『現象学する』」より】
1.現象のリアリティを記述する
現象学的な質的研究の方法論
村上 靖彦
1
1大阪大学大学院人間科学研究科
pp.558-566
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201178
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現象とは何か?
現象学にとっての現象とは,例えば物理学にとっての電磁波のように機械で計測し数量化できるもののことではない。少なくとも自然科学がその「現象」として扱うものとは全く異なる何かが探求されている。例えば,次のような簡単な問いを立てることで,現象の〈位置〉がわかってくる。
「ものを考えるとき,思考は『どこに』位置しているでしょうか?」
「あなたがいまいる『ここ』を指し示してください」

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