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連載 宝物,教えてください・51
記憶を刻むカレッジリング
八巻 和子
1
1国立病院機構 甲府病院
pp.317
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665201520
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- Abstract 文献概要
「カレッジリング」をご存知でしょうか。日本がバブルに向かっていた1980年代後半,学校名の入ったリングを身に着け合コンというのが,世の女子大生の流行でした。オンコール実習で夏休みもなかった私にとっては縁遠い話で,卒業時に同級生と記念に購入したものの,そのまま埋もれていました。
少し前に荷物の奥から偶然リングを“発掘”した際には,当時にタイムスリップしたかのように,鮮やかな記憶の中に引き戻されました。ケア提供者として半人前の私を受け入れてくださった患者さんや妊産褥婦さん,その方々の心の揺らぎを感じながらも,十分に応えられない未熟な自分の不甲斐なさや葛藤,涙,それを受け止めてくれた担当教員の言葉,分娩介助後の緊張からの解放感と安堵感など,実習記録にはない実習の記憶,光景が次々と思い出されました。
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