Japanese
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やさしい統計学・5
統計材料の集め方
西 真楠
1
1厚生省統計調査部
pp.82-83
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912192
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- Abstract 文献概要
調査統計と業務統計
統計材料の性質から,統計を大きく調査統計と業務統計にわけることができます。調査統計とは,統計調査を目的として新たにえた記録を統計材料とした統計であり業務統計とは,統計調査以外の本来の業務を遂行するための必要からとった記録を転用して統計材料とした統計であります。いいかえれば,統計材料にする記録が統計調査を第一目的としてとられているかどうかということであり,前者を第一義統計,後者を第二義統計と呼ぶこともあります。たとえば国勢調査は人口統計を作るための調査ですから,これから作った人口は調査統計ですが,年々の死亡数は,本来は国民の身分登録制度である戸籍を整備するための死亡届書を利用して作った統計ですから業務統計ということになります。もっとあなたに身近な例をあげてみましょう。もしあなたが診療カルテを利用してあなたの勤めている病院や診療所で月になん人の患者さんを扱ったか,そのうち新患はなん人だったか,傷病の種類は……などの統計を作ったり,医薬品の納入伝票と月末の医薬品の在庫量の報告から,科別薬品名別の消費量の統計を作ったとすれば,これは本来,診療を正しく行なうための記録を統計材料に利用して作った統計ですから業務統計といえましょう。
本来,調査統計の利点として掲げた点が統計調査に最も大切であることはいうまでもありません。
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