特集 中毒
Part 2 診断と治療のアプローチ
【コラム】中毒情報の集め方・使い方
黒木 由美子
1
,
波多野 弥生
1
Yumiko KUROKI
1
,
Yayoi HATANO
1
1日本中毒情報センター
pp.564-567
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200413
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中毒診療においては,起因物質の中毒情報入手が不可欠である。本コラムでは,まず中毒情報を収集・整備し,情報提供を行っている中毒センターの役割を紹介する。次に,中毒情報をどのように入手するかについて,インターネット上で入手可能な情報源を中心に紹介する。
Summary
●中毒に対応するためには,起因物質に関する中毒情報の入手が不可欠である。
●中毒センターの役割は,緊急時の中毒情報提供および事故防止のためのトキシコヴィジランス(毒性不寝番)である。
●緊急時には日本中毒情報センターの電話による情報提供「中毒110番」(365日24時間対応)も活用する。
●インターネットの情報は玉石混淆であり,公的機関のホームページなどの信頼できる情報源を活用する。
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