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特集 高齢者の転倒
地域保健センターにおける転倒予防教室への取り組み―行動分析学的アプローチとその効果
岡崎 大資
1
,
宮口 英樹
2
,
甲田 宗嗣
1
,
寄光 静
3
,
宇根 久美子
3
,
川村 博文
1
,
鶴見 隆正
1
Okazaki Daisuke
1
1広島県立保健福祉大学理学療法学科
2広島県立保健福祉大学作業療法学科
3三原市役所民生部総合福祉健康センター
pp.329-336
発行日 2002年5月15日
Published Date 2002/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551106035
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
今,なぜ転倒予防が必要なのか
1)ADL QOL低下の防止のために
人間の身体機能が加齢に伴い低下することは,すでに種々の報告がなされている1~3).このため高齢者は低下した身体機能・能力の多くを日常生活に動員しなければならない状況にあるだろう.このような状態で脳血管障害や骨折などによる身体機能を著しく低下させる障害を有してしまうと,本人にとってのADLに大きな支障を与えてしまうことはいうまでもない.また,転倒によって生じる可能性の高い,大腿骨頸部骨折や脊椎圧迫骨折などは,治癒過程にもよるが,高齢者にとって寝たきり生活や痴呆へのレールが敷かれる可能性さえ秘めている4).さらに,受傷者本人のADLやQOLの低下に伴い,その家族や介護者の介護負担の増加に伴うQOLの低下を引き起こす可能性をも有している.このことからも高齢者の転倒による骨折を防ぐ手段としての転倒予防事業の意義は大きいことは明らかである.

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