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トピックス
麻疹viral sheddingの期間
目黒 英典
1
1帝京大学市原病院小児科
pp.231-232
発行日 1993年3月1日
Published Date 1993/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543901436
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- Abstract 文献概要
麻疹ウイルス(measles virus;MV)は極めて感染力が強いにもかかわず,他のパラミキソウイルスに比較して分離培養が容易でなかった.その最大の原因はMVに感度の良い細胞が見つからなかったためであった.KobuneらはMVの分離培養に極めて感度の良い(従来用いられてきたvero細胞の104倍の感度の)B95a細胞を開発した1).筆者らはこのB95a細胞を用いて,麻疹におけるウイルス分離を4年間ほどかけて検討し,真のviral shedding(ウイルス排泄)に近いと思われる成績を得たので紹介する2).
これまで,麻疹のウイルス分離については1957年に報告された成績が多くの成書の基になってきた3).すなわち,発疹出現前48時間から,発疹出現後32時間までは咽頭ぬぐい液や末梢血(全血)から分離できるが,発疹出現後36時間以降は分離できなくなるというものである.血中抗体の出現によりMVは急速に体内から消失すると考えられてきた.しかし,臨床的経験から,カタル期の始まりから発疹出現後3〜4日は感染力があることがわかっており,臨床経験とウイルス分離成績には食い違いがあったのである.
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