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ザ・トレーニング
不規則性抗体とその同定法
谷脇 清助
1
1兵庫医科大学医学部附属病院輸血部
pp.1503-1509
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900437
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
輸血検査の重要性は周知の事実であるが,安全性においてはまだ多くの問題が残されている.本来,輸血とは,輸血副作用も起こさず,患者に効果的な輸血が行われて初めて,安全な輸血が行われたといえる.しかし,まだ夜間などでは交差試験も3滴法により,血液型はガラス板法による表試験のみで輸血されているところもあるようで,輸血副作用の報告もみられるのが現状である.
今回,厚生省のガイドラインによれば,輸血前にはABO式Rh(D)血液型検査は必ず行い,抗体スクリーニングにより抗体の有無をあらかじめ調べておくことが望ましいとされており,血液型,抗体スクリーニング検査をType & Screen(以下,T & S)と呼んでいる.輸血前にT & Sを行っておけば,緊急時の輸血に際し交差試験を行う場合でも検査が簡略となり,無駄が省けて陰性血液の選択が早く行われる1).現在,血液型および交差試験はどの施設でも行われているが,抗体スクリーニングの普及はまだ少ないようであり,今後重要となる抗体スクリーニング検査法およびその同定法について当院の現状を交じえて問題-解答のステップを踏んで解説する.

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