技術講座 免疫
不規則抗体同定—量的効果や消去法
大谷 敦子
1
1兵庫県立尼崎総合医療センター
pp.1286-1292
発行日 2015年12月1日
Published Date 2015/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543206283
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Point
●凝集反応の強弱は量的効果,複数抗体の存在を示すことから,抗体を同定するのに重要な情報です.
●複数抗体を見逃さないためにも,消去法は必ず実施します.
●臨床的に意義のある不規則抗体を検出するため,間接抗グロブリン試験(IAT)は必ず実施します.また,IgG感作赤血球を使用して,適切にIATが実施されたことを確認します.
●不規則抗体スクリーニング検査では省略可能な自己対照も,自己抗体や高頻度抗原に対する抗体などを見極めるため,同定検査では必ず実施します.
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