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アーチファクト
病理組織
前田 明
1
1東邦大学医学部病理学教室
pp.606
発行日 1983年7月1日
Published Date 1983/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202803
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- Abstract 文献概要
写真1 脾 H・E,同偏光像
非緩衝性ホルマリン固定の組織標本にはしばしば黄褐色から黒色顆粒状で,通常の鉄反応陰性,偏光下で複屈折性を示すホルマリン色素の沈着が認められる.ホルマリン色素はヘモグロビンとホルムアルデヒドおよび酸との反応生成物とされ,固定液のpHが5.6以下で生ずるといわれている.色素沈着量は,溶血をきたしている場合や固定期間が長い場合など一般に多くみられるが,このような場合,苛性カリやアンモニアを加えたアルコール溶液,3%過酸化水素水とアセトンの等量混合液にアンモニアを滴下した溶液,飽和ピクリン酸アルコール溶液などが除去法として使用される.その他塩酸純アルコール液も有効な除去液となるが,酸性アルコール液の欠点は同時にカルシウムも除去してしまうことである.(×400,400)
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