アーチファクト
病理
前田 明
1
1東邦大医学部病理学教室
pp.40
発行日 1983年1月1日
Published Date 1983/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202670
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写真1胃生検 HE染色 対物20倍
日常よくみられる核の挫滅像.核は押しつぶされてその形態をとどめない.組織片のくびれた部分は鉗子で摘まれた所で,その圧力により核の挫滅が起こったものである.軟らかい細胞,成分に富む組織(リンパ節,胃腸粘膜など)では加えられた圧力に影響を受けやすく,メスや鋏など採取器機がよく切れることと,その適切な使用方法は組織に与える影響をより少なくする.
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