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増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣
第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた
6.異常細胞の見かた
4)巨核球系の異常(1)数の異常
西村 敏治
1
,
松谷 章司
2
1NTT東日本関東病院臨床検査部
2NTT東日本関東病院病理診断部
pp.1116-1120
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100803
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
巨核球系細胞は顆粒球系・赤芽球系細胞と異なり,核の倍数性や細胞質容積の増大を伴って成熟する.増殖・成熟過程においてMeg-CSF(megakaryocyto colony stimutaing factor,巨核救コロニー刺激因子)・インターロイキン(interleukin,IL)-3・IL-6・IL11・トロンボポエチンなど複数の増殖刺激因子が作用する.巨核球の幼若段階では細胞質のリボソームが増加(細胞質が好塩基性)しているが,成熟とともにアズール顆粒などさまざまな顆粒を合成する.1個の巨核球から2,000~5,000個の血小板が産生されるといわれるが,血小板数は巨核球数の増減はもちろんのこと,形態的には核の倍数性(2N・4N・8N・16N・32N・64N)や血小板分離膜の発達の程度にも影響される.巨核球の成熟段階では凝固関連因子であるフォン・ウイルブランド因子(von-Willebrand factor,vWF)や,細胞の活性および増殖を刺激する血小板由来増殖因子(platelet derived growth factor,PDGF)などを産生する.

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