増刊号 細胞像の見かた―病理・血液・尿沈渣
第2章 血液 骨髄塗抹標本の見かた
6.異常細胞の見かた
1)赤芽球系の異常(2)数の異常と形態異常―①赤芽球の増加と小型化
西村 敏治
1
,
松谷 章司
2
1NTT東日本関東病院臨床検査部
2NTT東日本関東病院病理診断部
pp.1052-1054
発行日 2004年9月15日
Published Date 2004/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100789
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はじめに
異常骨髄像には数(量)の異常,または形態(質)の異常,あるいは両者が同時に見られる場合がある.赤芽球の数の異常(過形成)は赤芽球の絶対数の増加とともに,成熟段階の比率の異常,形態的には核形の異常,赤芽球の大型化・小型化,赤芽(血)球の染色性の異常など多彩な像が見られる.
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