Senior Course 血液
巨核球
安永 幸二郎
1
1京大第1内科
pp.792
発行日 1972年7月15日
Published Date 1972/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542907693
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巨核球が血小板の母細胞であることに異論はないが,巨核球から血小板が産生される様式に関してはなお十分には明らかではない.一般には巨核球細胞質で顆粒の集塊形成に続いて分界が行なわれ,血小板として分離するものと信じており,近時これを裏書きするような電顕像も報告されている.骨髄中の巨核球の状況を知ることは,血小板病態の診断や治療において重要な意味をもっている.
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