Japanese
English
特集 アイソザイム検査
II.各論
20 ヘキソキナーゼ
奥田 潤
1
,
三輪 一智
1
,
豊田 行康
1
,
前田 和男
2
Jun OKUDA
1
,
Ichitomo MIWA
1
,
Yukiyasu TOYODA
1
,
Kazuo MAEDA
2
1名城大学薬学部臨床生化学教室
2名古屋第二赤十字病院検査科
pp.1351-1355
発行日 1988年10月30日
Published Date 1988/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913806
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ヘキソキナーゼアイソザイムの性質
ヘキソキナーゼには4種のアイソザイムがあり,いずれも単一のポリペプチド鎖から成る.アイソザイムはI〜IV型あるいはA〜D型と名づけられているが,ここではI〜IV型という表現を用いる.各アイソザイムは免疫学的に異なる蛋白質である.ヒト赤血球にはI型のみが存在し,それはさらに3〜4種のサブタイプに分かれるが,それらは免疫学的に差はなく,蛋白合成後の修飾によって生じたものと思われる.I〜III型はグルコースに対するKmが小さく(0.005〜0.25mmol/l),低Kmヘキソキナーゼと総称されるのに対し,IV型はKmが大きく(5〜12mmol/l),高Kmヘキソキナーゼとも呼ばれる.また,I〜III型は種々の組織に広く分布するのに対し,IV型は肝臓実質細胞および膵臓ランゲルハンス島にのみ存在する1)のも,特徴的な相違である.よく調べられているラットヘキソキナーゼアイソザイムの諸性質を表1に,またヒトヘキソキナーゼアイソザイムの諸性質を表2にまとめた.

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