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シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
Nested-PCR法による化膿性髄膜炎の遺伝子診断法
猿田 克年
1
,
庵原 俊昭
2
,
町田 勝彦
1
Katsutoshi SARUTA
1
,
Toshiaki IHARA
2
,
Katsuhiko MACHIDA
1
1東京慈恵会医科大学臨床検査医学
2国立療養所三重病院
キーワード:
リボソームRNA
,
Nested-PCR法
,
16 S-23 SリボソームRNA遺伝子スペーサー領域
Keyword:
リボソームRNA
,
Nested-PCR法
,
16 S-23 SリボソームRNA遺伝子スペーサー領域
pp.566-578
発行日 1998年5月15日
Published Date 1998/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903734
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
感染症の患者に良質かつ適切な治療を提供するには,原因となる病原微生物を正確に検出・同定しなくてはならない.細菌感染症の場合には,治療を始める前に必要とされる各種の培養検査を行い,病原細菌が判明するまでは経験に基づいた初期治療(エンペリックセラピー)を行う.次いで病原細菌が同定されたら,必要に応じてより感受性のある抗菌薬に変更するのが基本である.しかしながら,細菌感染症であることが明らかな場合であっても,培養検査に先行して前医などにおいて既に抗菌薬による治療が開始されている場合などは病原細菌が検出されないことも多い.こうした定石どおりの対応がとれない症例ほど,症状が重篤であったり,治療に緊急性を要することが多いのである.したがって,細菌感染症の治療成績を向上させるためにも,新しい迅速診断法の開発が期待されている.ここでは,多種類の細菌を広範に検出し系統的に同定する新しい遺伝子検査法として,Nested-PCR(ネステッドポリメラーゼ連鎖反応)法を紹介する.

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