シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Application編
肺炎マイコプラズマ
石田 一雄
1
,
賀来 満夫
2
,
嶋田 甚五郎
2
Kazuo ISHIDA
1
,
Mitsuo KAKU
2
,
Zingoro SHIMADA
2
1聖マリアンナ医科大学附属難病治療研究センター内科
2聖マリアンナ医科大学微生物学教室
キーワード:
肺炎マイコプラズマ
,
異型肺炎
,
Nested-PCR法
Keyword:
肺炎マイコプラズマ
,
異型肺炎
,
Nested-PCR法
pp.1451-1455
発行日 1996年12月15日
Published Date 1996/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903198
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はじめに
肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)は,異型肺炎の主な起炎菌であり異型肺炎全体の30~40%を占める.小児や若年成人を中心に多く発症し,従来は4年ごとに流行がみられたが,最近は年あるいは季節に関係なく,小流行の形でみられるとされる1).本稿では,マイコプラズマ肺炎の診断における遺伝子診断の位置づけについて述べる.
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