Japanese
English
今月の主題 食中毒
話題
バクテリオファージによる大腸菌O157:H7の同定
丹治 保典
1
Yasunori TANJI
1
1東京工業大学大学院生命理工学研究科
キーワード:
大腸菌O157:H7
,
バクテリオファージ
,
GFP
Keyword:
大腸菌O157:H7
,
バクテリオファージ
,
GFP
pp.713-716
発行日 2009年6月15日
Published Date 2009/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542102001
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- 参考文献 Reference
1.はじめに
1996年夏,大阪府堺市で大腸菌O157:H7(以降O157と略記)による集団食中毒が発生し,約8,000人の患者と3人の死者が報告された.当初は原因食材としてカイワレ大根が疑われ,大きな風評被害をもたらしたが,結局発生源を特定するまでには至らなかった.患者に対する適切な治療と発生源を特定するためには,迅速な病原体の同定が必須である.しかし,培養を必要とする公定法は菌体の同定に3日間以上を要する.そこで,細菌に感染するウイルス(バクテリオファージ,またはファージ)の機能をうまく利用し,O157を迅速に検出する方法を開発したので報告する.

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