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特集 Clinical preventive service 外来で行う予防医療
外来で必要な予防医療と健康増進の課題
新保 卓郎
1
1国立国際医療センター研究所医療情報解析研究部
キーワード:
予防医学
,
健診
,
がん検診
,
スクリーニング
,
生活習慣病
Keyword:
予防医学
,
健診
,
がん検診
,
スクリーニング
,
生活習慣病
pp.958-962
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100467
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Question & Answer
Q:長期通院患者の診療で留意すべきことは何か?
A:長期通院患者の診療では,予防医療は重要な課題だが時に失念される.全人的医療を目指すのであれば,これを重要な課題として設定し系統的に取り組む必要がある.
筆者の苦い経験である.慢性血液疾患,非定型抗酸菌症のため70歳の患者が通院していた.神経質な印象を受ける方で訴えが多く,つらそうに身体のあちこちの症状を訴えることが多かった.ある日この方に進行胃癌が発見され,悔やまれた.いろいろ愁訴があったが,ただ1カ所症状を訴えなかったのが消化器症状であったため,消化管の検索をすることがなかった.
同様に糖尿病や高血圧で外来に長期通院している患者に,ある日突然,進行大腸癌や進行乳癌がみつかることがある.患者は通院しているので自分の健康は大丈夫と安心しており,がん検診なども受けておらず,このような時,患者も医師も呆然としてしまう.

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