Japanese
English
綜説
後腹膜鏡下手術と腹膜外骨盤鏡下手術
Retroperitoneoscopic and Extraperitoneal Pelvioscopic Surgery
馬場 志郎
1
Shiro Baba
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科
1Department of Urology,School of Medicine,Keio University
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
腹膜外式到達法
,
後腹膜腔
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
腹膜外式到達法
,
後腹膜腔
pp.547-556
発行日 1998年7月20日
Published Date 1998/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902370
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
後腹膜鏡下手術とは,腎周囲あるいは骨盤部の腹膜外領域に人工的に作成された操作腔に内視鏡と手術機器を挿入して行う低侵襲性手術で,泌尿器科学領域の臓器に腹腔を経由せずに到達できる利点がある。歴史的には,尿路に対する内視鏡手術の発展段階の第4ステージということができる。後腹膜鏡下手術の発展には,比較的高圧での炭酸ガス注入装置による後腹膜気腹とバルーン拡張法による操作腔の剥離との併用に拠るところが大きい。1992年以降,後腹膜鏡下手術の適応は急速に拡大し,その発展の技術的母体となった腹腔鏡下手術を適応数や手術成績で凌駕しつつある。今後この術式が技術的にさらに改良されれば,泌尿器科学領域での良性疾患の手術において,開腹手術の大部分を後腹膜鏡下手術で置き換えうる可能性があると思われる。

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