Japanese
English
臨床実験
乾燥菌と思われる桿菌に因る内麦粒腫に就て
On hordeolum internum caused by the bacilli which seemed to be Dry Fungi
石川 敏夫
Toshio Ishikawa
pp.1080-1082
発行日 1957年8月15日
Published Date 1957/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206113
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研究の動機
臨床上,麦粒腫の経過を診ていると,自潰排膿して2〜3日で治癒するものがあるし,又眼瞼の発赤腫脹が強く,瞼全体が多数の膿点がみたされていて,切開排膿しても濃い膿のみで簡単に排膿せず,経過も二週間程に及ぶものもある。後者の様に重症型の麦粒腫は,特種な細菌に因るのではなかろうか,という疑問をいだいて私は1955年2月から麦粒腫の膿中の菌検査を始めたのであるが,結果は前者も後者も膿中には同じく球菌を認めたにすぎなかつた。即ち何等特種な細菌は発見出来なかつた。
ところが序でに検査した内麦粒腫の膿中には高率に桿菌を証明するという興味ある事実を発見した。該桿菌はグラム陽性で,大小種々の形をなし,ヂフテリア菌に類似している。
I investigated fungi in Pus of hordeolum internum from Feburuary to October in 1955 and found the bacilli which seemed to be dry fungi in 31 cases out of 50 cases-namely 62.0±6.8%.
In my study, most of hordedum internum seemed to be caused by those bacilli and were mild cases. The case, as said in many literatures, caused by micrococcus having strong pain of tumor was rather rare.

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