Japanese
English
今月の臨床 不妊治療—ここが聞きたい
子宮内膜症
2.子宮内膜症に対してGnRHアゴニストを用いた場合,どの時期に妊娠しやすいか?
斎藤 理恵
1
,
岩下 光利
1
1東京女子医科大学産婦人科
pp.1400
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902723
- 有料閲覧
PPV購入案内
1,320円 (1,200円+税10%) こちらは、1400ページから1400ページの文献です。
PPV(ペイ・パー・ビュー)とは、論文(記事)単位で購入・閲覧ができるサービスです。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
購入には医書.jp本会員登録が必要です。
会員登録完了後に改めて上記「購入サイトへ」を選択してください。
または「購入サイトへ」選択後に「購入ログイン」、「新規会員登録」の順に進んでください。
会員登録について詳しくはをご確認ください。
- Abstract 文献概要
子宮内膜症と不妊症との関係を正確に疫学的に見ることは困難であるが,子宮内膜症を合併した婦人の30〜40%が不妊であり,不妊症例の6〜15%が子宮内膜症を主原因としていると考えられる.
子宮内膜症に対してGnRHアゴニストを使用した後の妊娠率に関しては多くの報告があり,子宮内膜症の進行度で成績が異なってくることが報告されている.そのうちのいくつかを紹介すると,内膜症婦人の妊娠率は,腹腔鏡下での診断でR—AFS I期の軽度の内膜症では待機群での妊娠率も25%と高く,GnRHアゴニストによる治療後の35%という妊娠率との有意差は明らかではない.R-AFS II〜III期の場合は,GnRHアゴニストによる治療群のほうが待機群より妊娠率が高い傾向にあり,R-AFS IV期の重症例では治療の有無にかかわらず妊娠率は低い1).R-AFS分類I〜II期の婦人の自然待機群とGnRHアゴニスト治療群での18か月間の累積妊娠率は治療法や治療の有無による有意差はなかった2)との報告もある.したがって,軽微な子宮内膜症の場合は自然待機が,臨床症状を伴った中等度〜重度の内膜症にはGnRHアゴニストによる治療が望ましいと考えられる.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

