今月の臨床 子宮筋腫—こんなときどうするか
保存療法の効果と限界
22.GnRHアゴニスト
堂地 勉
1
,
古謝 将一郎
1
Tsutomu Dochi
1
,
Shoichiro Kosha
1
1鹿児島大学医学部産婦人科
pp.1188-1189
発行日 1991年10月10日
Published Date 1991/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900589
- 有料閲覧
- 文献概要
子宮筋腫は婦人科疾患の中では最もポピュラーな疾患である。子宮筋腫の治療として子宮全摘術が従来よく行われてきたが,挙児希望の婦人や高齢未婚婦人の増加などから,最近は保存療法が必要な症例にしばしば遭遇する。
子宮筋腫はエストロゲン依存性の疾患であることから,抗エストロゲン効果を持つ子宮内膜症治療薬であるダナゾール,GnRHアゴニストなどを子宮筋腫患者に投与する方法が試みられている。ここではGnRHアゴニスト療法に的を絞り,われわれの考えを述べる。
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.