Japanese
English
ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 経口避妊
ピルに含まれるステロイドホルモンとその特性
岡田 弘二
1
,
山本 宝
1
Hiroji Okada
1
,
Takara Yamamoto
1
1京都府立医科大学産婦人科学教室
pp.17-21
発行日 1985年1月10日
Published Date 1985/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207107
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
ピル(経口避妊薬)はエストロゲンとプロゲストーゲンからなり,正しく服用すれば100%近い避妊効果が得られることにより世界中で広く使われている。
現在,ピルに関する最大の関心事は避妊効果をおとさず,しかも副作用の軽減をはかることである。1969年の米国食品医薬局の勧告以来,この目的に添ってエストロゲン量が50μg以下になったことにより血栓症や心冠疾患が激減した。1978年には,WHOは「ピルは出来る限りそのステロイド量を減らし避妊効果のあるもの」という勧告を出し,米国では20〜35μgの超低量エストロゲンの錠剤が多く出されている(表1)。またプロゲストーゲンが,脂質や含水炭素の代謝障害にも影響を及ぼすことや,増量すると高血圧が増加するという英国王立一般医協会の報告(1977)を受けて,ピルに含まれる量も少なくなっている。

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