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今月の臨床 産婦人科臨床の難題を解く─私はこうしている
I 周産期管理
【分娩・産褥管理】
6.産褥1か月の胎盤ポリープの取り扱いは?
小野 恭子
1
,
菊池 昭彦
1
,
松原 直樹
2
1長野県立こども病院総合周産期母子医療センター産科
2飯田市立病院産婦人科
pp.434-437
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409101723
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1 胎盤ポリープとは
胎盤ポリープは,分娩後または流産後に遺残胎盤が変性,器質化によりポリープを形成したもので,病理組織学的所見はさまざまであるが,変性や出血,壊死を伴う絨毛組織の存在,フィブリン沈着による器質化,絨毛の筋層浸潤,炎症細胞の浸潤などが特徴である1).臨床的には,産褥または流産後約1か月ごろ(数週~数か月の間)に不正性器出血を繰り返し,ときに大量の性器出血を起こすことも多い1).成因として,その基礎には癒着胎盤の存在があると考えられており,胎盤用手剥離,人工妊娠中絶・流産手術などの既往,帝王切開術の既往などはリスクファクターである2~5).発生頻度は低いものの4, 5),胎盤ポリープが疑われる場合に,むやみに除去しようとすると大出血を起こす危険性があるため,取り扱いには慎重を要する疾患である.
2 診 断
産後の大出血にて気づかれることも多いが,胎盤遺残,粘膜下筋腫,子宮内膜ポリープなどのほかの子宮内腔病変との鑑別には,超音波検査,カラードプラ,MRIなどの画像所見が不可欠である5).

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