Japanese
English
臨床研究
診断困難なりし胎盤ポリープの4例
Four cases of placental polyp causing difficulties in diagnosing
加藤 繁
1
,
綠川 規夫
1
,
福島 清
1
Shigeru Kato
1
1福島医科大学産婦人科学教室
pp.814-817
発行日 1960年9月10日
Published Date 1960/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202272
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分娩,または流産後に発生すると云われる胎盤ポリープは,人工妊娠中絶が広く行なわれている今日,増加の傾向を示すものと考えられるが,その報告は稀で散見するに過ぎない。
胎盤ポリープの臨床的診断は極めて困難で頑固な子宮出血を伴う為,或いは絨毛上皮腫を疑い,或いは胎盤の遺残を疑い,または子宮筋腫等の診断により開腹し,始めて胎盤ポリープであることが判明するものがその大部分を占めている様である。
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