Japanese
English
ついである記・25
Istanbul
山室 隆夫
1,2
1京都大学
2国際整形災害外科学会
pp.868-869
発行日 1998年7月25日
Published Date 1998/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902486
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- Abstract 文献概要
●アジアとヨーロッパの懸け橋
日本の先天股脱予防普及会の奨学金を受けて数年前に日本にやってきたトルコの若い整形外科医ゲクサン君(Süleyman Bora Göksan)が面白いことを言っていた.「私は自国では毎日アジア大陸とヨーロッパ大陸の間を通勤している」と.これは誇大な表現に聞こえるが,イスタンブールに住んでいる人々にとってはごく当り前のことであって,アジアとヨーロッパの境界部に位置するイスタンブールという町の地理的な特長をよく物語っている話だ.衆知のように,アジア大陸とヨーロッパ大陸は黒海,ボスフォラス海峽,マルマラ海,そしてダーダネルス海峽で境されている.しかし,ボスフォラス海峽の幅は狭いところでは700m程しかないので,アジア大陸とヨーロッパ大陸はつい目と鼻の先に対峙して見える.東ローマ帝国の都であったコンスタンチノープルはそのヨーロッパ側の東端に発達した町であったが,現在のイスタンブールはコンスタンチノープルの旧市街とアジア側の西端に新しく開けた新市街をも含めて,ボスフォラス海峽を跨ぐようにして発達した人口600万人の大都市である.そして,イスタンブールには両大陸を繋ぐために2つの長い橋が架かっている.イスタンブールの人たちは,そのうちの第2ボスフォラス大橋は日本企業の援助によって架けられたのだと言って,このことを日本人に対して好感を持つ理由の1つとしている.
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