Japanese
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特集 外科領域における感染症
外科領域における感染予防と今日の化学療法
Preventioln of surgical infections and the recent chemotherapy
加藤 繁次
1
Shigetsugu KATO
1
1東京歯科大学外科
pp.621-625
発行日 1970年5月20日
Published Date 1970/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205098
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- 1ページ目 Look Inside
はじめに
外科的感染症に対する化学療法といつても,外科領域の感染症は非常に広域にわたり,一言で述べることは困難である,というのはそれぞれの原発部位により疾患が異なつてくることと,同じ部位でも細菌や宿主の状態によつても病像が異なつてくるからである.そこで一般に最も多くの外科医が接する感染症の型を中心として,ある程度各感染症に共通の条件をもつているもののみについて述べることとする.
まず感染の基本としては,古来述べられているごとく,細菌の汚染があり,宿主がその細菌の毒力に抗しきれず発症した場合に,われわれは感染症として注目し,処置を行なうわけで,汚染の無いものについては,炎症があつても大体において治癒するものが多いと思われることから化学療法を必要としないわけで,感染または汚染予防が化学療法剤投与以前に最も重要であると考える.

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