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グラフ 外科病理アトラス
グラフ解説
気管支拡張症および肺嚢胞症
鈴木 千賀志
1
1東北大学抗酸菌病研究所
pp.84-88
発行日 1966年1月20日
Published Date 1966/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203865
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1.気管支拡張症
気管支拡張症とは,中等大の気管支が拡張したもので,気管支の拡張形態によつて円筒状,嚢状および両者の混合型の3型に分けられる.
同筒状気管支拡張症は,主として第3〜5次気管支が円筒状に拡張し(グラフ①),気管支壁の弾性組織および筋組織が破壊され(グラフ②),拡張した気管支の末梢部にはしばしばグラフ③のごとき閉塞性気管支炎または細気管支炎がみられる.本症の発生因は,種々挙げられているが,気道の感染と閉塞とが主要なもので,患者は乳幼児期に肺炎,気管支炎,百日咳,麻疹等の急性呼吸器疾患の既往歴を有しているものが多いが,未知な内的要因の関与も想定されている.また本症は,しばしば慢性副鼻腔炎を合併し(Mounier-Kuhn's syndrome),また稀にはこれらと内臓転位症の3者を合併するもの(Kartagener's syndroine)もある.

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