Japanese
English
症例
乳児気管支性巨大肺嚢胞症の1治験例
A successfull case of large bronchogenic lung cyste in infant
浜野 哲男
1
,
松山 陸奥彦
1
,
川端 真
1
,
熱田 友義
1
,
山中 啓明
1
,
井上 舜友
1
,
渡辺 正二
1
,
松倉 裕美
1
,
豊口 昭夫
2
,
藤田 繁
2
,
萬谷 俊
2
,
寺島 慶典
2
Tetsuo HAMANO
1
,
Akio TOYOGUCHI
2
1市立釧路総合病院外科
2市立釧路総合病院小児科
pp.1001-1005
発行日 1971年6月20日
Published Date 1971/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205387
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緒言
肺嚢胞症は1938年Nichlaus Fontanausの剖検報告が最初とされている.その後多数の報告がみられるに至つたが,本疾患の成因および形態から種々の分類法が提案されており,現在なおその概念に統一を欠く点がみられる.
肺嚢胞症は比較的多い疾患とされているが,とくに新生児,乳児にみられる肺嚢胞症の中で,congenital cystic adenomatoid malformation(CCAM)やballooningする嚢胞は,重篤な心肺障害をきたし,放置すれば予後がきわめて不良なことから緊急手術の対象とされている.
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