グラフ グラフ解説
肺癌の細胞診
田嶋 基男
1
,
池田 茂人
2
,
坪井 栄孝
3
,
鈴木 明
4
1国立がんセンター細胞診検査室
2国立がんセンター気管食道科
3国立がんセンター放射線科
4国立がんセンター内科
pp.5-11
発行日 1966年1月20日
Published Date 1966/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203854
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はじめに
肺癌における生検(組織診)は,胃癌の場合と同様,現在の段階において,その範囲に相当の制約があり,最終診としては,主として細胞診が行なわれている.ただしその肺癌の細胞診も,わが国の現況を率直に言うならば,胃癌に比べて,とっつき難い感じがあるためか,実際に系統的に施行している機関は精々10カ所程度であろう.以下,なるべく多くの人に施行して頂けるように,肺癌細胞診の術式をグラフ写真と共に,具体的に記載する.
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