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副鼻腔炎より波及し脳主幹動脈の血管炎を呈した硬膜下膿瘍の1例,および頭皮感染から波及し脳炎を呈した硬膜下膿瘍の1例を経験した。いずれも突然の意識障害,片麻痺にして発症し広範な脳浮腫がみられ緊急手術となったが,症例1は入院時のCT angiography(CTA)で内頸動脈から前大脳動脈,中大脳動脈起始部にかけて血管壁の不整,狭窄が認められ,術後抗血小板治療,高気圧酸素療法を施行したが重度の片麻痺が残存した。CTA上血管の異常所見は6.5カ月後もみられた。症例2は穿頭術の既往がある患者で,頭皮感染からburr holeを介しての波及であり広範囲の炎症を呈していたが,MR angiography(MRA)では明らかな異常所見を認めず神経症状は改善している。
副鼻腔炎,髄膜炎など頭蓋底近傍の炎症を伴う硬膜下膿瘍は,脳上幹動脈の血管炎を起こす可能性を十分念頭に置き脳血管の評価を行うことが必要である。
We report two cases of cerebral angitis and cerebritis caused by subdural empyema. A 22-year-old man, who complained of a headache and high fe-ver, suddenly developed unconsciousness and right hemiparesis. CT and MRI demonstrated left subdural empyema with diffuse brain swelling. CT angiography showed diffuse narrowing of the left internal carotid artery, middle cerebral artery, and anterior cerebral artery.

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