Japanese
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特集 図説 形態用語の使い方・使われ方
第Ⅱ部 検査手技・所見等の用語
a.検査・治療手技用語
留置スネア(detachable snare)
原田 公
1
,
中澤 三郎
1
1藤田保健衛生大学第2病院内科
pp.287
発行日 1996年2月26日
Published Date 1996/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103967
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- Abstract 文献概要
留置スネアは有茎性または亜有茎性の隆起性病変の基部を内視鏡下に非通電性のループで緊縛して,内視鏡的切除術後の出血を予防する装置である.本スネアは1989年,蜂巣ら1)により開発され,直径2.5mm,有効長2,300mmのテフロン製チューブシース,直径1.9mmのステンレス製コイルシース,フックワイヤーおよびハンドルから成る.径2.8mm以上の鉗子孔を有する内視鏡に使用できる.使用するループはナイロン糸を加熱処理して紡錘形としたものに,緊縛状態を維持するためにシリコンラバー製ストッパーを装着されている.ループは最大径4cmの病変に使用する大型ループと最大径2.5cm以下の病変に使用する小型ループがある.
留置スネアの使用方法は,まずループをフックワイヤーに引っかけて充塡する.病変部の近傍でチューブシースを引いてループを押し出し,押し出されて開いたループを隆起性病変の基部に掛けてから,ハンドルをゆっくり引き絞り,基部を十分に緊縛する.隆起性病変の血流が遮断されて色調が変化するのを確認した後,ハンドルを一杯に押し出して,ループをフックから取り外し留置する.内視鏡的切除では,隆起性病変の基部をループで緊縛した後,緊縛部位よりやや末梢側を高周波電流で切除する.亜有茎性病変では,緊縛部に近接して切除するとループが抜ける可能性があるため,注意を要する.机上実験では隆起性病変の基部を5mm以内に緊縛すれば,隆起性病変の血流を完全に遮断できる.
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