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特集 生物進化の分子マップ
16.細胞内輸送
SNAREの分子進化
大庭 良介
1
,
竹安 邦夫
1
Ryosuke Ohniwa
1
,
Kunio Takeyasu
1
1京都大学大学院生命科学研究科分子情報解析学分野
pp.456-457
発行日 2006年10月15日
Published Date 2006/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425100309
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
SNARE分子の構造と分類
SNARE分子は,「特定の輸送小胞がどの細胞内小器官と融合するか」という細胞内の膜流通を管理する重要因子である。小胞側と標的膜にそれぞれに存在するSNARE分子との間の特異的結合により,膜融合の特異性が決定される。
SNARE分子は,C末端の疎水性領域で膜に貫通し,中ほどのSNAREモチーフと呼ばれるコイルドコイル領域で別のSNAREと結合する。SNAREは,会合の中心となるSNAREモチーフのアミノ酸(0レイヤー)がグルタミン(Q)もしくはアルギニン(R)であることから,Q-SNAREとR-SNAREに分類される。さらにQ-SNAREは,そのモチーフの分子系統的特徴からQa-SNARE,Qb-SNARE,Qc-SNAREに分類される。一般に,小胞にはR-SNARE,標的膜・SNAPにはQ-SNARE(標的膜上にはQa,SNAPにはQb,Qc)が存在し,分子の会合の際には,各モチーフが一つずつ使用される1,2)。Qa,Qb,Qc,Rの各SNAREグループ間の進化距離はほどよく離れており,各グループは早い段階で分化し,おのおので多様化してきた。
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