Japanese
English
今月の主題 老人診療のポイント
症候・病態の特徴
脳卒中,パーキンソン病
目崎 高広
1
,
宇高 不可思
1
,
亀山 正邦
2
1住友病院・神経内科
2住友病院
pp.1310-1313
発行日 1988年8月10日
Published Date 1988/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402221777
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■脳卒中
かつて日本では脳出血の方が脳梗塞よりも多かったが,生活様式の西欧化や高血圧の管理によって,近年は脳梗塞の方が多くなっている.脳卒中は加齢とともに急増し,例えば40歳台に比し,70歳台では脳梗塞の発症率は男で16倍,女で60倍にものぼるという.
高血圧,耐糖能異常,加齢が,脳梗塞の3大危険因子である.主要な血管変化である動脈硬化と動脈壊死とは,いずれも高血圧と相関し,低蛋白・低脂肪食では出血,高蛋白・高脂肪食では梗塞を惹起しやすいという仮説が提出されている.血液成分の変化も危険因子として重要である.高ヘマトクリット血症は脳梗塞の危険因子である.老人は脱水により血液濃縮を来しやすいので,注意が必要である.

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